開かずの間/関西棋院Vr.つづき(笑) 「塔矢…」 進藤の声はほとんど呟き声だった。ボクに呼びかけてるのではないらしい。 口から泡のように、洩れただけだ。 ボクはスタスタとエレベータのほうに歩いていった。つもりだったが、どうも 歩きにくい。そりゃそうだ。そりゃあそうだ。 …? ……そりゃあ………? 「あ、忘れてた」 ひたいに手をボクはあてた。 忘れ物をとりに帰るべく、後ろを振り向く。進藤がヘンな顔をして つったっている。手が前かがみなまま、手持ち無沙汰なかっこうをして カラダの両脇に垂れている。それが、気にさわる。 「塔……」 呼ばせない。 右手を。 思い切り握って。 黄色い前髪をしたバカヤロウを、ボクは殴り飛ばした。 ※タマネギさんがご自宅で展開して下さった小ネタ拝借! 短文でこれ程締まっている、というのが素敵すぎ。 本編は本編ではっきりしない感じでいいのですが、あの後こういう展開になったと 思うと 非常に後味が良いですね!大好きです。 「ひたいに手を」当てて、ちょっとした忘れ物を取りに帰るように進藤を殴るアキラさん大好きv しかも、恐らくこれで水に流すんでしょうね。アキラさんおっとこまえ〜! 葱さん、本当にありがとうございました! 無理言って頂戴してすみません。 |
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