六道の辻・後書きと言い訳。的な。
六道の辻・後書きと言い訳。的な。








長い話におつきあい下さり、読んで下さった皆さんありがとうございました!
ご感想や励ましを下さった方々、日々更新をチェックして下さった方もみえるようで
そちらさまも本当にありがとうございます。
お陰様で何とかかんとか終わる事が出来ました。

例に則って解説的なものを書いてみたいと思います。


まず、始まりはキリ番で頂いたリクエストでした。


 L月/月Lの前提で、L二ア/二アL風のお話。


という、L月ニアが出てくるけれど横文字ではちょっと難しいかな、
なリクを頂いたので、新しく「原作終了後Lも月も生きていて
ニアと絡む」、という設定を考えました。

せっかくなので横文字では出来ないキャラ、展開にしたい。
という事で、泣くLとか月ニアとかに挑戦しています。



「眠りの森」

デスノ映画的な導入から入りました。

映画公開記念の特別編でニアが、
「曲がりなりにもキラは世界の犯罪を七割減少させ、戦争をも止めた」
と月を評価するような事を言っています。

これは、映画で世界を救ったLに対抗して言わせたんじゃないかなー
なんて勘ぐってしまうんですが多分穿ちすぎというものでしょうね。
それとも、雑誌の意向で月を最終的に分かりやすい悪役にしなければ
ならなかったという噂が本当なら、その事を意識してか。


「虚構の檻」

Lと月の再会は書いていて楽しかったです。
リドナーを登場させたのも趣味です。


「蟷螂の斧」

Lニアの限界に挑戦してみようと思いました。
この時点ではキスが限界。


「背水の陣」

三人しかいないと息苦しくなりそうなので、リドナーや
ジェバンニとの関わりも書いてみました。

リクエストの前提があったので月にLを襲わせたかったのですが
色々無理があります。
先の事を考えていなかったので、ノリでLに「(夜神)おまえが嫌いだ」
とか言わせてしまいました。

このお陰で後々苦労しました。
え、Lって月が好きだったんじゃないの?って自分で思った。


「荒城の月」

タイトルオチ。場所を変えました。
しかしこの月は変態ですね。
ニアをからかうくらいしか楽しみがないそうです。


「硝子の塔」

かっこよく月を奪還しに来るLが書きたかったんです。
あとは月ニアの絡みと嫉妬に狂うL。
どちらも今ひとつ。


「狂気の男」

Lがデスノートを使って魅上を酷い殺し方をしたのを目の当たりにして
ニアがLに不信感を抱きます。

同時にLニアの限界に再挑戦。
ニアは不信感どころか可愛さ余って憎さ百倍でしょうね。

硝子の塔で一応和解していますが、Lに対する気持ちは複雑だと思います。


「空虚の宴」

L月再度。
このLが月でイけないのは、狂気の男の後あたりでワタリの事を調べ、
月に憎しみが湧いたからだと思います。

多分これまでは、本当には被害者や被害者遺族の気持ちは理解せず
ゲーム的というか機械的に事件解決していたのではないかと。


「長夜の憂」

Lに酷い事をされて、ちょっとニアに心が傾く月。
惚れっぽいんでしょうか。

抜糸のシーンはもうちょっとねっとりと書きたかったけれど
そういう流れでもないのであっさりです。

やや自暴自棄というか、月にもニアにも敢えて嫌われるような事をする
Lを書いてみました。
ちょっと精神のバランスを欠いている感じに見えていたらオッケーです。

そうでもなかったら私の力不足ですが、変態Lが書けたので悔いなしです。


「西方の旅」

紀行文ですね。
穏やかというかテンションの低い二人。

ラストを移情閣にしようかと結構前から当たりをつけていました。
明石海峡大橋や、移情閣が舞台のミステリもありますしね。

これを書くのに原作を見直した所、ワタリが死んだ場所が
八角形(ぽい)の部屋で、もう決定。
あ、勿論架空の移情閣ですよ。


「八角の棺」

横文字でも考えた事ですが、Lが月を許す為にはそれなりの儀式が
必要だと思います。
で、月にキツい仕事を与えてみました。
ナンバーロックのキーナンバ−、イギリス式で一瞬分かりにくいですがあれです。

Lはワタリの遺体を見てかなり駄目な感じになって
月Lを実現しやすくなりました。(不謹慎)
自分で書いておいて何ですが酷い月です。


「掌中の王」

最初は「掌中の玉(珠)」でしたが、タイトル文を考慮して
「掌中の王」に決定。

実は六道は初期から、viva la vita がテーマでした。
月っぽくもあり、メロっぽくもニアっぽくもあり、なんせデスノっぽいなぁ、と思って。
二番には「wait for my head on a silver plate」という歌詞もあるので
クロさんに「空虚の宴」で空のお皿の絵を頂いた時は、ニヤリとしてしまいました。
(で、サロメ)

しかし一つ重要な気がかりが。
長い事「Sweep the streets I used to own」を、
「かつて所有していた通りを掃除する」と解釈していて、
月に掃除をさせる事を六道の主眼にしていました。

指摘していただいて気づいたんですが、このSweepは、
「さっと見渡す」の方が適切ですね。
多分、革命で王座から引きずり下ろされ、塔かどこかに幽閉されてる王が
朝起きて、かつて支配していた街を憂鬱に見渡す、みたいな情景。

溥儀にしろ慶喜にしろ、王であった者が一般人になって(監視なしで一人で街の掃除が出来るというのは、掃除夫になったとか隠居したとかそんなんですよね)地味にしかし自由に暮らすというのは、東洋的な絵面なのかも知れません。
西洋って、墜ちた王は殺すか一生幽閉しそう。(誤解だったらごめんなさい)

結局、どういう意味なのかはっきりしませんので
ご存じの方がみえたら教えて下さい。

話としては、Lを白雪姫、月をシンデレラにしたので、ニアも何か姫にしないと、
みたいな事を言っていたので無理矢理人魚姫に。

月ニアのシーンでは、多分二人ともLを想像しながらです。
Lモテモテ王国!

そして、Lと月をあっさりとくっつけるとニア様に申し訳ないので、
月ニアの可能性を残したオチにしました。
月の事は嫌いだけれど、Lとくっついて欲しくないばっかりに月に体を捧げるニア、
みたいな昼メロ展開もアリかな、と。(ナシ?)



恐らく誤字脱字、筋が通らない所、矛盾点などあると思います。
気づかれたらツッコんでいただけると嬉しいです。
致命的な物でない限り訂正など善処させて頂きたいと思います。

改めまして。
ゆるいカップリング、思いつきありきのお話に寛容に付き合って下さった皆さん、
本当にありがとうございました!

そして最後で再度になりますが、リクエスト主であり、毎回美麗なタイトル絵を下さり、
六道の漫画化や場面のラフで萌え転がして下さった
「a/p/p/e/n/d/i/x」のクロさんには本当にお世話になりました!
多大なる感謝と愛を込めて、ありがとうございました!







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