言い訳とあとがき 四字熟語シリーズ、長いことお読み頂いてありがとうございました! 本当に行き当たりばったりで、ほとんど話が進まなかった時期もありますし 展開滅茶苦茶な拙い文でしたが、最後までお付き合い頂いて嬉しいです。 性的に経験値の高いLが書きたかった、という所から始まったのですが 対比のために月がえらく幼くなってしまいました。性的にも精神的にも。 月はもうちょっと落ち着いていて良いし、Lももっと幼稚で変人であっていい。 月には幼い正義感があり、Lには正義感などない、という設定があったので Lを酷い人に出来たのは満足です。 横文字シリーズが一区切りついた時と同じく、恥ずかしながら それぞれ表現しきれなかったと思われる部分を補足してみたいと思います。 興味がない方、読まれていない方は、ここでレッツ回れ右でございます。 それでは以下、くどい解説というかあとがき。 個人教授 確か最初に書いたデスノ二次。 全く何も考えずに書いていました。 あとがきにこの二人を助ける方法を思いついたら続きを書く、みたいな事を 書いていますが、最終的には、ここに書いてある事を薄く延ばして 全体になった感じです。 兄弟喧嘩 「おにいちゃん呼ばわりされて戸惑うLが見たい」というだけの文です。 兄弟的なLと月っていいなぁ、と思い始めたのですが、そのせいで 後々あまりにも実力差のあるLと月になりました。 本当はL月・月Lは力が拮抗しているというのが肝と思ってるんですけどね〜。 鍵穴趣味 意味もなくねちっこい話。 月がLに対する気持ちを自覚します。 Lは、どうでしょう、記憶のない月の事を弟のように可愛いと思っていそうですが 普通に肉体を篭絡しようともしていますし、キラを暴こうともしています。 眼光紙背 原作に沿って話を進めようとしだしています。 月はLが酷い人だと知ってしまいますが、肉体関係を受け容れます。 どう転んでも気の毒な人生を送ってしまうタイプの女性のような人だ。 花鳥涙月 四字熟語じゃない造語。 「月が綺麗ですね」と「わたし、死んでもいいわ」ネタをしたかっただけです。 こんなんで泣いちゃう月なんて月じゃない気もしますが、なんせ子ども設定なので。 少しウェットになって来た月に、Lが軽く釘を刺します。 本当に酷い男です。 同行二人 月ほど賢ければ、記憶を失っていても自分がキラである可能性が高いと 推理出来ると思うんですよね。 Lがちょっと月を好きになりかけてます。 神算鬼謀 夜の山って問答無用にめちゃくちゃ怖いんですよ。 月がデスノートを隠した場所は山の中みたいな風景でしたが、 月にしろミサにしろ、夜一人で行けるとは思えないので街中の神社にしました。 それでも怖いですけどね。 月=キラというのが現実的になってきて、Lが月を欲しくなってきています。 手錠解錠 松田さんを助ける時は、さすがに手錠を外してますよね。という所からの話。 アイバーは絡みそうで絡まなかったですが、連載以降の時間軸で 何か仕掛けるかも知れません。 Lの恋愛観は、恋愛=所有という、月より幼いもの……なのか? 臥薪嘗胆 原作に沿って、Lが月を追い込みます。 月も、自分がキラなんじゃないかと戦々恐々としています。 記憶鮮明 記憶を取り戻した月の性格をどうするか、というのが悩みの種でした。 「まるで別人」らしいですが、手錠時代の記憶もある同一人物だしってのもあって。 そこで、デスノートを使う全能感が、本来の月が持っているモラルや理性を 吹き飛ばすくらいの快楽である、という設定にしました。 誰も経験していないんですから書きたい放題ですね! 日記にも書きましたが、月が記憶を失っていた間に本当にLを好きになっていたら 記憶が戻ってもLも新世界も両方諦めず、何とか手に入れようと足掻くと思います。 まさに「バカはそれで失敗するんだ(by月)」のパターンなのですが、 自分だけは特別だと思っているのでそれに気づかないという。 そういう訳でLとキラを本音対談させてみたのですが、もうぐだぐだというか お互いに対して甘すぎる二人になってしまいました。ラブラブかおまえら! 神社再詣 本文のあとがきでも書いていますが、私のせいで月がおばかちゃんな事に。 この辺から、Lを本気で殺そうとする月と、じわじわと地味に月を包囲していくL。 後から思えば、もっとギリまでLを追い込んで、劇的に逆転すればまとまりましたね。 早い段階で気づきたかった。 ミサへの手紙を月が隠すのを見た辺りから、Lの中では 終局までの道筋が見えていたと思われます。 原作でも、あの手紙は心配でした。 ミサは「月の意志」より自分の「月に対する想い」を優先する人ですから、 あんな手紙貰ったらこっそり取っておきそう。 ただ、Lの策にそのままはまるとすると、月は頭が良くないという事になるので 結構悩みました。逆に、事前に気づいて回避しようとすれば、Lも月も死ぬし。 天才同士らしく相討ちもきれいだな〜と思いましたが、やっぱり寂しい。 何とか月も賢い感じで生き残る道を考えたのですが見つからず、 結局おするするとLの罠に嵌まる展開になってしまいました。 恋愛遊戯 最後の恋愛ごっこ。と、月は思っています。 表面上何もなく、水面下でLの作戦が進んでいく回。 月がホテルに着いてきた時、上手く手紙を掏れた時、Lは心の中で ガッツポーズをしたはずです。 ウエディが手紙を持って出て行った時には「勝った……!」ってなったでしょうね。 乾坤一擲 Lは勝ちを確信しているので上から目線です。 でも、月も勝つつもりらしい態度なので、早め早めに対応。その場で拘束します。 お互いに危機一髪でした。 蜘蛛之糸 四字熟語じゃないタイトルが多すぎますが、最後までこんな。 全体的に後始末です。 一見月が後手後手に回っているだけのように見えますが、Lとしては、最悪 相討ちになるように手を打っています。 最終的に意外でも何でもない所に落ち着いてしまったのが結構残念です。 (白月が夢見た未来と変わらない感じになったので) 月が総一郎に感謝したり尊敬したりするシーンを書きたくて 総一郎をこういう役割にしてみました。 本当はLにロスチャイルドとか税金対策とか言って欲しくないです。 なんかアダルトすぎてゴルフとかしてそう。 子どものように純粋に、ただ面白がって謎を解いていて欲しいものです。 最後の「ごくっ」ってのは、Lとしては精一杯の愛情表現だったのかも知れません。 でも月は「きもっ!」って思ったかも知れません。 こんな感じです。 ぐだぐだをお読みいただいてありがとうございました! 上に書きました通り本当に行き当たりばったりでしたが、 つか「Lが記憶喪失になれば丸くおさまるじゃ〜ん!」とかなり本気で 思って続きを書き始めたものですが、何とか終われました。 お読みくださった皆さん、コメントを下さった方々のお陰です。 ありがとうございました! 横文字と違って恋愛感情的な物があった割りに、なんかラブラブにならずに 終わってしまいました。 ラブラブラーな皆さんごめんなさい。 でも、Lとキラの割りに友人としてはそれなりに仲良しですし、 今後は何か進展があるかも知れません。 二人とも精神年齢がアレだから難しいか。 まだあるであろう誤字脱字、ミスと思われる場所や意味がわからん、という所に 気づかれましたら、教えていただけると大変助かります。 今一度ありがとうございました!
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