28.耳朶にそっと
28.耳朶にそっと








塔矢の家に、泊まりに行った。



ご飯を食べて、碁を打って。

風呂に入って布団を並べて、

耳朶にそっと。


「サセテ」


と囁いたら、

二つの枕を振り向き眺めて、


「……ボクは、逃げるべきだろうか」


なんて真顔でオレに聞いてんじゃねーよバカじゃねーの!





--了--




※過去最短。
 「耳朶にそっと」だけが仲間外れです。
   ↑
 書いたときから時間が経っていて、一瞬自分でも意味が分かりませんでした。
 最後の二行も仲間外れですね。






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